あなたの鳥さんは、おしゃべり上手ですか?
それとも、おしゃべりよりもボディランゲージでの会話が得意なタイプでしょうか。
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いつもありがとうございます。鳥爺です。
「うちのヨウム、3歳になるのにほとんど話さないんです。どうしてでしょう?」
そんなご相談をいただくことがあります。
たしかに、ヨウムはインコ・オウムの中でも“おしゃべり名人”として知られています。
そのためお迎えする際に「きっとたくさん話してくれるはず!」とワクワクする気持ち、よくわかります。
でも現実には、びっくりするほど無口なヨウムもいるんですね。
では、どうして“おしゃべり上手”と言われるヨウムが、口をつぐんでしまうのでしょうか?
もちろん、人間におしゃべりな人と無口な人がいるように、鳥さんにも個体差があります。
ですが、ある飼い主さんの答えから、ある「気づき」が生まれました。
私がその方にこう尋ねたのです。
「そのヨウムちゃんは、とても懐いていますか?」
すると飼い主さんは、嬉しそうに笑顔で答えました。
「はい! とっても懐いてます。
そして、いつも一緒にいます」
この「いつも一緒」という言葉を聞いた瞬間、私は“あぁ、なるほど”と思いました。
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ヨウムに限らず、鳥さんが“おしゃべり”を覚える理由のひとつは、
大好きな人の気を引きたいからなんです。
とくに鳥たちは、家の中の音を驚くほど簡単に覚えます。
玄関チャイムの「ピンポーン」、電子レンジの「チン」、電話の呼び出し音…。
なぜかというと、それらの音に対して飼い主さんが必ず反応を示すからです。
「この音を出すと、大好きな人が振り向いてくれる」
――鳥さんは、そう学習していきます。
そして「音」から「言葉」へと発展していくのです。
逆にいえば、
いつも一緒にいて常に自分に意識を向けてくれる飼い主さんの前では、気を引く必要がありません。
だから、覚えなくても困らない=おしゃべりをしない、という場合があるのです。
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もし「うちの子にも、ちょっとおしゃべりして欲しいな…」と思うなら、
少しだけ距離をつくることがヒントになるかもしれません。
もちろん、寂しい思いをさせるという意味ではありません。
ほんの少しの「離れる時間」が、
鳥さんにとって“気を引く工夫”を生み、
それが「音」や「言葉」を覚えるきっかけになることがあるのです。
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今日の「愛鳥さんと絆を育てるヒント」はいかがでしたか?
おしゃべりは、愛鳥さんの“心の動き”を映す鏡。
あなたとの関係が深まるほど、さまざまな形で想いを伝えてくれるようになります。
あなたと鳥さんの毎日が、もっと心地よい会話で満たされますように。
また次のヒントでお会いしましょう。