「鳥愛(Tori-Ai)」いうイベントを決断した理由③
――「出会い」が未来を育てる場所――
前回の振り返り
これまで2回にわたり、「なぜ日本はペット後進国なのか」「生体販売の仕組みに潜む10のリスク」を一緒に見つめてきました。
そこから見えてきたのは――被害を受けるのは鳥だけでなく、飼い主、そして社会全体に広がっているという現実でした。
では、どうすれば未来を変えることができるのでしょうか。
その答えのひとつが、私が立ち上げることを決断した 「鳥愛(Tori-Ai)」 というイベントです。
「鳥愛(Tori-Ai)」とは何か
「鳥愛」は、鳥を“商品”ではなく“命”として尊重するために生まれたイベントです。
- 鳥と暮らす人
- 鳥を愛するクリエイター
- 鳥を支える企業や専門家
- そして、まだ鳥との暮らしを夢見ている人
――すべての人が集まり、つながり、学び合う「場」。
それが「鳥愛」です。
私はこう表現したいと思っています。
「鳥を想う気持ちが、出会いを生み、広がり、未来を育てる」
ここで出会った人たちが、鳥と飼い主のより良い未来を形にしていく。
そんな循環をつくりたいのです。
歴史と未来のつながり
私自身の歩みを振り返ると、このイベントは決してゼロからの挑戦ではありません。
- CAP!(1996年~)
鳥の魅力を伝え、鳥グッズや情報を発信する拠点を築いた。 - TSUBASA(2000年~)
鳥たちの保護と再出発を支える、日本初の本格的なシェルターを立ち上げた。
これらの活動は「鳥を救う」ことを目的に走り続けた歴史でした。
しかし、それだけでは根本的な仕組みを変えることはできませんでした。
だからこそ次のステップとして、
「救う」から「育てる」へ――未来をデザインする仕組みづくり
に挑戦したいのです。
その第一歩が「鳥愛」なのです。
「鳥愛(Tori-Ai)」が目指すこと
このイベントで目指すのは、単なる展示や販売会ではありません。
- 知る:鳥の健康・福祉・暮らし方を正しく学ぶ
- 出会う:鳥を愛する仲間とつながり、互いに支え合う
- 広がる:鳥をめぐる価値観が、社会にじわじわと広がっていく
たとえば、
「鳥を迎える前に知ってほしいこと」
「保護鳥やブリーダーとの正しい関わり方」
「飼い主が孤立しないためのつながり」
こうしたテーマを、イベントを通じて届けたいのです。
あなたへの呼びかけ
鳥と暮らす喜びは、鳥がくれる癒しや楽しさだけではありません。
私たち人間が「命と向き合い、共に生きる責任」を学ぶことでもあります。
「鳥愛(Tori-Ai)」は、その学びと出会いを共有する場所です。
どうか一緒に未来をつくっていきませんか?
あなたの想いが、次の一歩を生み出す力になります。
次回予告
次回は、「鳥愛」というイベントをどのようにカタチにしていくのか。
具体的な内容や、そこで実現したいプログラムについてお話しします。
→ 第4回に続きます