いつもありがとうございます。TSUBASAの松本 壯志です。
この内容は10月4日、愛鳥祭前日に行われるスキルアップセミナーでの私の講演に関するものです。
直接このままお話するのではなく、事前に皆さまに知っていただいたうえで、当日はさらに具体的なアプローチや事例を共有したいと思っています。
これから本気で取り組んでいきたいプロジェクトですので、お時間のあるときにぜひご覧ください。
お話ししたい内容
- なぜ今、鳥に関する社会問題に取り組むのか?
- あなたの働き方、胸を張れますか?
- 既存の選択肢の限界
- TSUBASAの進化と、ビジネスの可能性
- 鳥に関する社会課題を解決する「ビジネス」を創る
- 社会を変えるのは、あなたかもしれない
詳細はこちらからご確認いただけます。
👉 セミナー詳細ページ
1. なぜ今、鳥に関する社会問題に取り組むのか?
鳥と暮らす人なら一度は感じたことがあるはずです。
「もし自分に何かあったら、この子はどうなるんだろう…」
これは単なる心配ではなく、日本社会の高齢化・孤独・貧困といった問題と直結しています。
25年間TSUBASAを続けてきて、私は「鳥の問題は、飼い主の問題でもある」という厳しい現実を見てきました。
- 高齢の飼い主が突然入院し、鳥の世話を誰もできない
- 経済的理由で病気の鳥を病院に連れて行けず、命を落とす
- 購入時に検査がなく感染症を抱えた鳥を迎え、高額治療に苦しむ
- 多頭飼育が密室化し、家の中で崩壊
- 迷子の鳥が見つからず、飼い主が深い悲しみに包まれる
こうした出来事は珍しくなく、現場で繰り返し起きています。
一羽を守るためには飼い主の暮らしを守らなければならない。これはすでに個人や一団体では抱えきれない「社会問題」です。
2. あなたの働き方、胸を張れますか?
「自分の仕事は誰かの役に立っているのだろうか?」
そんな問いを持ったことはありませんか?
BLAでは「鳥の専門性」を学びましたが、知識やスキルはゴールではありません。
それを使って 誰を幸せにするのか? 何を変えられるのか? が問われます。
鳥や飼い主を取り巻く課題は深刻ですが、見方を変えれば「新しい仕事のタネ」がそこにあるとも言えます。
- 鳥の病気に苦しむ飼い主を支える「保健師」のような存在
- 高齢者と鳥の暮らしを支える「福祉の担い手」
- 病鳥購入を防ぐ「教育者・情報発信者」
- 迷子の鳥と飼い主をつなぐ「伴走者」
- 仕組みを設計する「ビジネスの創り手」
あなたのスキルや経験 × BLAの知識があれば、“あなただけの仕事”が生まれます。
3. 既存の選択肢の限界
これまで社会問題は、
- 行政
- NPOやNGO
- ボランティア
に頼ってきました。役割は大きいものの、いずれも資金や人材の持続性に課題があります。
特に鳥に関する課題は「小さな問題」と見なされ、後回しにされがちです。
私自身、TSUBASAを個人で支えた12年間は限界ギリギリでした。
そこで出会ったのが 「社会問題をビジネスで解決する」 という新しいモデルです。
「解決したい課題」から逆算し、売上が伸びれば解決できる課題も増える。
その仕組みこそが持続可能性を生むと確信しました。
4. TSUBASAの進化と、ビジネスの可能性
TSUBASAは「寄付依存型」から脱却し、
- 寄付や助成金に頼らない事業設計
- スタッフの生活を守れる報酬
- 新卒採用を含む人材育成
を実現しました。
悲惨な映像で寄付を募るのではなく、志あるビジネス を土台にしています。
5. 鳥に関する社会課題を解決する「ビジネス」を創る
次のフェーズは、BLA2級を取得した仲間たちと一緒に「課題解決型ビジネス」を生み出すことです。
BLA2級 × あなたのスキルや経験 × 社会課題解決アイデア
- BLA2級+介護士 → 高齢者向け住環境提案
- BLA2級+行政書士 → ペット信託サポート
- BLA2級+農業 → 無農薬シード・野菜で鳥の健康を守る
- BLA2級+障害者支援 → おもちゃ製作で雇用と鳥の幸せを両立
- BLA2級+看護師 → 高齢者と鳥の生活支援
さらに、教育・IT・営業・カフェ・映像・地域活性など、あらゆる職種に可能性があります。
6. 社会を変えるのは、あなたかもしれない
新しい発想は、あなた自身のスキルや経験から生まれます。
それが社会に必要とされる“新しい仕事”につながり、BLA1級の姿にも重なります。
この取り組みは、専門家が参加する スタートアップチーム(ST) と、志ある人のアイデアを掛け合わせて進めます。
事業資金はイベントやクラウドファンディングで調達し、創業者が自己資金を抱え込まなくても挑戦できる仕組みをつくります。
結び
10月4日のスキルアップセミナーでは、これらをさらに具体的にお伝えします。
どうぞこの機会に、ご自身のスキルや経験を棚卸しし、鳥と社会の未来を変えるアイデアを共に考えていただければ幸いです。